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春日部のイタリアン「トラットリア バル ソットテット」 夫婦二人三脚で6周年

オーナーシェフの立花広之さんと智子さん

オーナーシェフの立花広之さんと智子さん

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 イタリアンレストラン「トラットリア バル ソットテット」(春日部市粕壁東1、TEL048-763-8828)が7月10日、6周年を迎えた。

「ソットテット」は屋根裏の意。客席は2階にある

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 立花広之さんがオーナーシェフを務め、妻の智子さんと営む同店。広之さんは「幸手在住だが、小学生の時は春日部東口駅前の映画館で映画を見て、高校生の時はロビンソンに遊びに来るなど、春日部に親しみがあった」という。

 20歳で飲食業界に入った広之さん。イタリアン数店で腕を磨いた後、馬肉・ジビエなどさまざまな飲食店運営や店舗プロデュースする会社に立ち上げから関わった。総料理長となり、全業態のメニュー開発をしながら現場にも立つ日々。「独立は考えていたが、忙しくて週に2回しか家に帰れないことも。責任者だが、自分が把握できてないところでも自分が評価されることにジレンマを感じることもあった」と振り返る。

 「年齢のこともあり、全て自分でプロデュースしたらどんな店になるのか知りたい」と、一念発起し2013(平成25)年7月に創業。智子さんが接客を務める。夫婦2人で店を切り盛りする中で、「主人は1階で料理を作っている。最高の状態で料理を提供するため、2階の客席の様子をインカムで伝える。タイミングがうまくいかないときはぶつかることもある」と話す。

 「主人は職人気質で生真面目。食材も妥協せず、できる範囲で精いっぱいやっているのはすごいと思う」とも。広之さんは「妻はおっちょこちょい。自分で玄関に準備したものを忘れて店に来たりする。でも人前で話すことが得意ではない自分の代わりに、誰とでもすぐにコミュニケーションを取ってくれる」と話す。

 メニューには、埼玉県の野菜を使う「バーニャカウダ」(918円)、県内産合鴨(あいがも)の「浜田さん合鴨胸肉炭火焼き」(1836円)などがあり、イタリア産をはじめ、日本、スペインなどのワイン50種を常備。「埼玉で店を出すなら地元産を使いたかった。県内産の豚肉、黒毛和牛や野菜、卵を使っている」と広之さん。

 「常連さんのちょっとした一言に助けられることもあり、ありがたい。これからも多くの方に知ってもらい、身近に感じてもらえるお店にしたい」と意気込む。

 営業時間は、11時30分~14時30分、18時~22時30分。日曜・祝日定休。

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