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ネット調査で「東武野田線」に軍配 ダイヤ改正機に「東武アーバンパークライン」再PR

東武アーバンパークライン(提供:東武鉄道)

東武アーバンパークライン(提供:東武鉄道)

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 東武アーバンパークライン(東武野田線)の3月14日からの大幅なダイヤ改正に当たり、東武鉄道が2月13日、特設サイトをリニューアルした。

名称使用の調査結果

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 東武アーバンパークラインは、1911(明治44)年に千葉県営軽便鉄道が柏駅~野田町駅(現・野田市駅)で開業。1944(昭和19)年、東武鉄道と総武鉄道が合併し、東武鉄道野田線に改称。2014(平成26)年には愛称として「東武アーバンパークライン」を導入した。

 今回のダイヤ改正では、全線での急行列車運転開始による所要時間の短縮、都心からの他社線最終列車との接続ができる平日最終列車の大幅な繰り下げや、着席通勤の需要に応える特急アーバンパークライナーの運転区間の拡充を挙げる。

 春日部駅は急行列車停車駅で、柏や船橋までの所要時間が短縮される。急行列車に乗った場合、柏まで最短37分、船橋まで最短61分。春日部駅発の平日最終列車、岩槻行を28分繰り下げ、七光台行を25分繰り下げる。大宮駅の終電時間の繰り下げにより、平日であれば0時23分発(0時45分春日部着)で、28分繰り下げとなる。

 東武鉄道は愛称導入以来、現状の認知度・浸透度を確認し、認知を高めるための施策の検討材料とするため、インターネット調査を実施。沿線住民390人に、「東武野田線」「東武アーバンパークライン」のどちらかを使っているかを調査した。

 「東武野田線」と呼んでいる人は74.7%、「東武アーバンパークライン」は25.3%という結果となった。野田線とアーバンパークライン共に「なじみがある」「親しみがある」という理由で使う人が上位だった。アーバンパークラインは「かっこいいから」という理由で使っている人が多く、20代では「東武アーバンパークライン」の使用割合が比較的高い結果となった。

 この結果に対して、東武鉄道 広報部担当者は「鉄道事業は長期的に取り組みを行っていくものであり、愛称の浸透にも一定の時間は要するものと考えている。路線に親近感を持ってもらうことを目的に愛称を設定以降、さまざまな側面で使用してきた。今般のダイヤ改正も愛称浸透の1つの機会と捉えており、キャッチコピー『いい線いってる東武アーバンパークライン』をポスターなどで活用し、特に千葉エリアで利便性が向上することとともにPRを実施していきたい」と話す。

 今後「いい線いってる東武アーバンパークライン」をキーワードにポスターや特設サイトで情報発信していくほか、プロモーション動画なども作成し、ウェブや新聞、テレビなどの媒体を活用して訴求していく予定。

 ダイヤ改正を機に、愛称の周知やダイヤ改正についてより分かりやすく説明するため、サイトも大幅にリニューアルした。「情報に敏感な若い世代などに話題となるような、キャッチーなビジュアルを用いた。駅ごとに利便性が分かることや、駅の情報をご覧いただけるほか、沿線全体の魅力も感じてもらえるようなサイトにしている」とも。

 3月上旬から中旬にプロモーション動画を公開予定。

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