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NHKドラマ登場の「越谷だるま」や新たな日本美発信店、はかり屋に新店舗

店主の大方知子さん(右)獨協大学インターン生の宇波滉基さん

店主の大方知子さん(右)獨協大学インターン生の宇波滉基さん

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 越谷の旧日光街道沿いにある、古民家複合施設「はかり屋」(越谷市越ヶ谷本町)内に10月11日、NHK Eテレ・ドラマ「ふるカフェ系ハルさんの休日」に登場した「越谷だるま」などを販売する和雑貨店「TSURUTO(ツルト)」がオープンした。

店内に並ぶアートだるま

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 約300年の歴史がある越谷だるま。1700年代、現在の越谷市内に位置する間久里の「だる吉」という人形師が、「起き上がりこぼし」という玩具に達磨大使が座禅を組んだ様子を描いたのが始まりといわれる。同店はデザイナーとコラボレーションし、着物を貼り付けたアートだるまをはじめ、着物をリメークしたワンピースやつまみ細工のピアスなどの、伝統工芸品を販売。

 店主の大方知子さんは、子どものころに読んでいた絵本の影響で環境問題に興味を持った。大学に入りボランティア活動を始め、インドで活動したことも。さまざまな問題があると思っていたインドで、人々を助けたいと考えていた。ある時、小さな女の子にこの村は好きかと尋ねてみると、「問題だらけだと思っていたのに、その女の子は『大好き』と答えたので、ハッとした。私は住んでいる場所が好きかと問うたら、そう思っていなかった」と大方さん。

 ほかドイツでも活動するなど学生時代の経験から、自分の住んでいる地域や日本人としてのアイデンティティー、自然に寄り添う暮らしやもの作りにたどり着いた。「伝統工芸も古いままではなく、今の世代も良いと思えるものを、日本文化や精神、美しさを、商品を通して発信していきたい」と話す。

 営業時間は11時~17時

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