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春日部の野口農園で「おひとりさま」専用たき火体験 キャンプ初心者にも

半野外のスペースでたき火体験ができる

半野外のスペースでたき火体験ができる

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 野口農園(春日部市立野、TEL 090‐9810‐5021)で現在、1人向けのたき火体験の利用者が増えている。

木で作った、たき火用の三脚

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 米や大豆の生産販売や、イチゴ・ブルーベリー農園などとして運営する農園。代々農業を営み、15代目の野口文夫さんが代表を務める。野口さんは、人に喜ばれることを目指して、ウサギやヤギなどと触れ合える場所を作ったり、納屋にレンタルキッチンを設置し、バーベキューやピザ焼き体験なども行ったりしている。

 昨年10月下旬から半野外の納屋に、たき火台・手作りの三脚・たき火専用テーブルなどを設置し、たき火体験ができるようにした。野口さんは「たき火の動画をずっと眺めている人がいることや、たき火に癒やし効果があることを知った。私もかまどの火を見ていることがあるが、ずっと見ていられるという経験からも、火の揺れや音、においや暖かさを実際に体験したら癒やされるのではないかと思った。コロナ禍だから、1人でもできることをと考えた」と話す。

 受付時などに一通りの案内はするものの、それ以外は電話で対応する。「農園内に待機していて何かあればすぐに行くが、極力接触を避けるようにしている。後片付けもこちらが行う」と野口さん。1月に入り、利用者が前月比で約3割増えたという。「新型コロナウイルス感染症の感染者数が増えてくると、申し込みが増えるようだ。1人なら安心だという思いが大きいのではないか」とも。

 料金は4時間=3,000円。料金内で、手袋、トング、おの、ファイアスターター、ホットサンドメーカー、ケトル、ダッチオーブンが使える。

 野口さんは「道具は一通りあるので、キャンプをやりたいがどうしたらいいのか分からない初心者の方でも安心して来てもらえれば。キャンプ用品を持ち込んでもらってもよい。たき火で癒やされて帰ってほしい」と笑顔を見せる。

 予約制。電話やホームページで受け付ける。

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