東武ストア（東京都板橋区）が春日部工業高校（梅田本町1）の生徒と共同開発した弁当「S エール 春工（はるこう）肉祭りBC弁当」が10月22日から、埼玉県内の東武ストア23店で限定販売される。

POPは生徒が考えたデザイン（関連画像）

　販売するのは、照り焼きチキン、タンドリーチキン、ローストビーフで巻いたおにぎり2個、のりで巻いた塩味なしのおにぎり、卵焼きが入る弁当。商品名のBCは、「Beef、Chicken」を略したもの。

　同校機械科では機械科課題研究で、産学連携の一環として東武鉄道協力の下、「子どもたちを乗せられるSL大樹（ライブスチーム）模型」を3カ年計画で研究製作している。製作を進める中、昨年、生徒たちがさまざまな場所でSL大樹についてのアンケートを実施。地元・春日部では、東武鉄道がSLを運行しているという認知度が低いということが分かったという。その結果から、SL大樹を知ってもらおうと、弁当販売を企画した。

　東武ストア協力の下、家庭部の生徒やフードデザインを専攻している生徒が弁当の開発実習に取り組み、校内外の約400人に弁当に関するアンケートを実施。アンケートで人気の高かった商品を、利益率や製造工程を考慮して改良した。弁当のPOPや弁当に貼るシールのデザインも同校生や卒業生が手がけた。

　価格は645円。2025年1月中旬まで販売予定。東武ストア東武動物公園駅前店で11月2日昼ごろから、同校生による販売会を行う。