
東京メトロと東武鉄道が4月17日、豊洲~住吉間の有楽町線延伸区間開業に合わせて半蔵門線と東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線と相互直通運転することに基本合意したと発表した。
2030年代半ばの開業を予定する有楽町線延伸区間。豊洲駅から住吉駅までを延伸し、住吉から押上駅間の半蔵門線をはじめとして東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線も直通でつながる。
臨海副都心と東京~埼玉東部のアクセス性を向上させ、所要時間の短縮や乗り換え回数の減少など、交通利便性・速達性を向上することにより、両社沿線地域の魅力的なまちづくりや東京圏の国際競争力の強化に貢献するとともに、新たな鉄道需要を開拓していく狙い。
直通運転区間や運行計画は確定していないが、列車編成は10両。直通運転が実現した場合、豊洲駅から春日部駅までは乗り換え2回で、所要時間は、現在約61分のところ、乗り換えなしで約53分になるなどの効果を見込む。
春日部駅では現在、高架化関連工事が進行中。同駅構内は、伊勢崎線の下り線ホームの切り替え工事を進めていて、新しいホームの設置や線路の敷設を実施。本年度中の切り替えを予定し、切り替え後は元の下り線ホームを撤去して野田線を東側に移設するための仮線工事などに着手する。