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春日部の複合施設にコープ開業 「東口が明るくなるのでは」と期待の声

オープニングセレモニーの様子

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 複合施設「コープかすかべテラス」(春日部市粕壁東1)で6月10日、施設開設記念式典が開かれ、スーパー「コープかすかべ東店」もオープンした。

【写真】(左から)同店店長の横川嘉信さん、生活協同組合コープみらい代表理事 理事長の熊崎伸さん

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 旧春日部市商工振興センター跡地に開業した複合施設。敷地面積は4259.8平方メートル。6月2日には春日部労働基準監督署、9日には春日部公共職業安定所が開庁した。

 2018(平成30)年から、同地活用のため地域団体の代表者らと春日部市の意見交換会のための懇談会や分科会を重ねた。市は同地の活用を目的として、公募型プロポーザル方式による事業者募集を実施。2022年12月に優先交渉者となった「生活協同組合コープみらい」、埼玉労働局と市の3者で「旧春日部市商工振興センター跡地活用事業基本協定」を締結した。

 事業手法は、市の財政負担の軽減や事業期間の短縮を図るため、官民連携手法による市所有の土地を民間事業者に長期期間貸し付け、民間事業者の費用負担で建物の整備および運営を行う「定期借地権方式」を用いた。

 テナントに入るのは、1階=食品スーパー「コープみらい」、飲食店「ケンタッキーフライドチキン」、 クリーニング店「ホワイト急便」、2階 =春日部労働基準監督署、フィットネス店「カーブス」、歯科医院「春日部みらい歯科」、形成外科「くりはら形成外科」、調剤薬局「日生薬局 春日部店」、レンタルオフィス「Mio春日部」、美容室「HAIR SALON Best」、情報発信スペースなど、3階=春日部公共職業安定所。駐車場は3階に48台、屋上に99台を備え、駐輪場は193台分ある。

 8時から開かれた施設の開設記念式典で、生活協同組合コープみらい代表理事 理事長の熊崎伸さんは「コープかすかべ東店はコープみらいの125店舗目となる。産直商品、地場野菜、焼きたてのパンなどたくさんの品ぞろえで地域に根差した店にしたい」と話した。

 式典に出席した土屋品子衆議院議員は「待ちに待った日がやってきた。12年前に旧ハローワークを視察した際、スペースが足りずに建て替えできないかと相談を受けたことを覚えている。場所も不便だった。紆余(うよ)曲折あったが、コープと公共と共同でいろいろな施設も入り立派な施設になった。東口に住んでいる私も楽しみにしている」と話した。

 同スーパーの開店前には約100人が並んだ。近隣の事業者や市民は「利便性が上がるので、人の動きができ、事業のプラスになるのでは」「営業が夜10時まででうれしい。これから少しは東口の駅前が明るくなるような気がした」と期待を寄せる。

 「コープかすかべ東店」の営業時間は9時~22時。

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