「NHKのど自慢」が7月20日、春日部の「正和工業にじいろホール（春日部市民文化会館）」（春日部市粕壁東2）大ホールから生放送された。

【写真】特別賞の山崎安子さん、北風貴子さん母娘

　同市での開催は10年ぶり2回目。同市市制施行20周年記念として行われた。予選会への応募総数は2046組（主催者発表）。

　番組は12時15分に開始。20組の出場者、アナウンサーの二宮直輝さん、ゲストの氷川きよしさん、水樹奈々さんが登場すると大きな拍手や歓声が上がった。出場者は、1組1曲ずつ、情感たっぷりに歌を披露した。

　合格や不合格の鐘が鳴らされると、出場者は笑顔や驚き、落胆した表情を浮かべ、その都度、会場からは大きな拍手が沸き上がった。

　結果発表の前に、ゲスト2人がそれぞれ歌を披露。水樹さんは「ツバサ」、氷川さんは「Party of Monsters（パーティーオブモンスターズ）」を歌い、観客はその歌声に聴き入った。

　特別賞に選ばれたのは美空ひばりの「真赤な太陽」を歌った、美容室を営む山崎安子さん、北風貴子さん母娘。氷川さんは「息がぴったりで、さずが親子。とても良かった」と感想を述べた。チャンピオンに選ばれたのはいきものがかりの「ブルーバード」を歌った、保育士の札野美希さん。水樹さんは「優しさと力強さが共存している歌声で、とても素晴らしかった」と褒めたたえた。