起業家育成を目的としたセミナー「起業家育成 完全攻略」が8月19日、越谷市中央市民会館第7会議室（越谷市越ヶ谷4）で開かれる。

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　主催はシステム開発を手がける会社「LandBridge（ランドブリッジ）」（川柳町）の創業者・三森一輝さん。当日は、チャットGPTの使い方やAIの最新トレンドについて、仕事の効率化や起業の仕方などについてのセミナーを行う。

　三森さんは、警察官からシステム開発の会社を起業した異色の経歴を持つ。高校卒業後に警察官になり交番勤務に。その後埼玉県警本部の機動隊に所属した。もともと起業したいという思いがあった三森さんは「コロナ禍にいろいろ考えるようになり、やはり自分で何かやりたいという思いが強くなった」と振り返る。独学し、転職してシステムエンジニアになり、その後起業した。

　現在は日本で受注したスマートフォンやウェブのアプリ開発などの仕事を、ベトナムにあるパートナー企業に卸している。三森さんは「交番勤務は川口だった。交番に来る人の7割程度が外国人で、いろいろな人がいたが良い人も多かった。そういう人たちとうまく仕事ができる日本人が増えたらいいなと思ったことが、今の仕事をしている理由の根底にある」と話す。

　システムエンジニアとして働いていた時にベトナムとつながりがあったことから、オフショア開発の拠点をベトナムに置いた。「『日本と海外の架け橋になりたい』という思いがある」と三森さん。「ベトナムの若い人たちはとても活気があり、比べて日本の未来は大丈夫なのかと心配になる。今回のセミナーを開くことで、少しでも日本の若い人に活力が湧いたりやりたいことが早く見つかったりするきっかけになれば。IT人材を増やすことにもつなげたい」と話す。

　「越谷で起業しているので、この地で会社を拡大していきたい」とも。

　開催時間は18時30分～20時。参加無料。申し込みは同社のウェブサイトで受け付ける。チラシの2次元コード経由でも申し込める。