春日部の備後宮田自治会が防災イベント「宮田防災フェア」を12月8日、宮田記念公園(備後東2)と武里市民センター(備後西1)で開く。
約400世帯から成る備後宮田自治会が、避難所開設訓練や自衛隊による炊き出し、災害支援のパネル展示などを行うイベント。今年同会会長になった菊崎健士さんは「毎年避難訓練をしていたが、私自身参加したことがなく参加者も減っていることから、自治会の必要性を広め、防災に力を入れたいと思った。多くの人に関心を持ってもらいたいと思い、防災訓練に祭り的な要素を加えたイベントを企画した」と話す。
宮田記念公園では、陸上自衛隊第32普通科連隊が炊事用車両によるカレーの炊き出しを行う(自治会員以外は300円)。同隊の能登半島地震の災害支援に関するパネル展示もある。志村酒店(備後東)がソフトドリンクやクラフトビールを販売し、キッチンカーのクレープ販売もある。駄菓子販売などのミニ縁日や、家屋の耐震相談などの防災関連の展示も行う。
武里市民センターでは避難所開設訓練、同隊の偵察用バイクの展示を行う。埼玉県職員の一員として能登半島地震に災害派遣され、避難所運営に携わった春日部市職員による講話もある。
菊崎さんは「自治会の目的や役割を再認識できる機会になれば。共助という考え方も伝えたい」と力を込める。
開催時間は、公園=11時~15時、市民センター=10時~12時。雨天決行。