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春日部のライブハウスが奮闘 存続を懸け店主得意のカレー店として営業も

店主の三藤俊也さん

店主の三藤俊也さん

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 ライブハウス「Everchild(エバーチャイルド)」(春日部市中央2、TEL 048‐763‐7003)が、ライブハウス存続のため、7月からライブが無い日はカレーライスを提供する店として営業している。

ブイヨンから作る「エバカレー」

 2008(平成20)年12月にオープンした同店。店主の三藤俊也さんは学生の頃からバンド活動をしていた。「前ライブハウスオーナーから声がかかり、週末に仲間で集まって気軽にライブができ、誰でも出演できるような環境がつくりたいと思いこの店を開いた」と振り返る。

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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、2月末を最後にライブイベントを休止していた。ライブハウスとしての収入がないものの、賃料は払い続けている。「今はライブハウスの運営が厳しい状況。イベントを行っても利益が出ない上、これがいつまで続くのかが見えない。そこで7月から、ライブが無い日はカレーレストランとして運営することにした」と三藤さん。

 以前喫茶店オーナーだったことがある三藤さんは、当時好評だったカレーライスを提供することにした。「トンコツと鶏ガラを煮込み、最初の1時間はあくを取り、その後6時間煮込むなどしてブイヨンを作る。一晩置き、これをベースにしてニンジン、玉ネギ、マッシュルーム、最後に肉を入れる。カレールーは、これまでいろいろ試した中で一番気に入っているものを取り寄せて使っている」と話す。

 「コクがあり、辛口で大人のカレー。カレーは、ブイヨンをちゃんと作るとおいしくなる。そのほかの細かいことは企業秘密」と笑顔を見せる。使う肉は、ビーフ・ポーク・チキンのいずれかで、仕入れで見つけた良い素材を使うと言う。「エバカレー」(カレーライス、サラダ、ドリンクのセット、1,000円)、テークアウトはカレーライスのみ(800円)。カレー店の時は、スクリーンにライブの映像を流す。

 「全国的にライブハウスが危機的状況にあり、春日部市内のライブハウスは当店だけ。音楽仲間からは、店をなくさないでとも言われている。ライブができなくても、何かしなくていけないと思った。カレーで儲けられるとは思っていないが、音楽ができる場所、人が集まる場所を残したいと思う。今後はライブ配信も行っていくが、個人的には、生の音楽は素晴らしいと思う。感染対策をきちんとして、生のライブも行っていく」と力を込める。

 「7月26日に、約5カ月ぶりのブッキングライブを試験的に行った。久しぶりにできて楽しかった。8月からも月1本くらいはライブを行う予定。ビニールシートを張り、消毒、換気をし、入店者全員の検温、住所記載もお願する」とも。

 土曜・日曜のみ営業。営業時間は、17時~22時(日曜は16時~)。