「第29回ふれあい大学校友会 文化祭」が10月23日・24日、春日部市中央公民館(春日部市粕壁)で開催された。
1964年の東京オリンピックコレクションの説明をする田村さん
市内の60歳以上の人が、コミュニケーションの方法や健康、地域との関わり方などについての授業を月2回ほど、1年間学ぶ「ふれあい大学」。今回の文化祭では、第35期生までの卒業生が、卒業後にそれぞれの趣味が学べるクラブに入り、そこで学んだことを発表、展示する。
発表は、民謡やカラオケ、フラダンスなど。書道、園芸、俳句などは、会場内に所狭しと展示し、展示者と来場者が会話し、作品を写真に撮っている姿も見られる。
自由出展作品もあり、1964(昭和39)年の東京オリンピックの入場券や記念乗車券などをコレクションし、当時の様子を自ら調べ展示している作品や、希望者の似顔絵をその場で描く出展者もいる。
市内に移り住んで20年の山内紀子さんは健康吹矢クラブに所属。「市内に引っ越してきた当時は友達が少なかったが、ふれあい大学に入ってたくさんできた。趣味があれば、クラブに入ることができる。ふれあい大学は『、いきがい大学』みたいなもの」と話す。
開催時間は9時30分~16時(24日は10時~)。入場無料。