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中央アジアのパン、「ノン」「サムサ」、イオン春日部で販売へ

シェルゾット・サトバルディエフさんと、かおりさん夫婦

シェルゾット・サトバルディエフさんと、かおりさん夫婦

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 キルギス共和国出身のシェルゾット・サトバルディエフさんと、かおりさん夫婦が営む「Silkroad Bakery SHER(シルクロードベーカリー シェル)」(春日部市増冨)が製造販売しているパン、「ノン」と「サムサ」が10月31日から、イオン春日部店(下柳)で販売される。

中央アジアのパン、「ノン」

 7月にオープンした同ベーカリー。シェルゾットさんは日本人のかおりさんと結婚し横浜市に住んでいたが、2014年に春日部に移り住んだ。 母国では、祖父の代から日本でいうパン「ノン」職人で、12歳からノン作りの手伝いをしていた。日本に来てからもいくつかの店でパン製造の修業を積んだという。

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 ノンは中央アジアの主食。生地には2種類以上の小麦粉をブレンドし、丸く成形。火の通りを良くするために真ん中をへこませ、「チェチキ」という型で模様を付ける。見た目は黒ゴマのようなスパイス、ブラッククミンをのせ、タンドールという粘土製の窯釜型オーブンで焼く。日本のパンと違い、二次発酵させないため膨らまずずっしりとしてかみ応えがある。サムサは日本の肉まんに近いが、発酵させない生地は硬く、中には羊肉や玉ネギ、スパイスが入っている。

 元々ノンを製造販売する予定は無かった。故郷のノンが食べたかったシェルゾットさんが、植木鉢を改造した手製のタンドール風オーブンでノンを焼いたところ、故郷のノンと同じ味や香りのものが出来上がったという。日本に住んでいる同郷の友人たちに振るまったところ「ぜひ売ってほしい」と言われ、タンドールも購入し本格的に製造販売を始めた。今ではキルギス共和国大使館からも毎月のように注文が入るほど。

 商品が置かれるイオン春日部店内の、「地元産農産物直売  わくわく広場」では、全国から集めた調味料や食品、地元産の野菜などが並ぶ。ノン、サムサは毎日販売する予定で、「春日部の名物の一つになればうれしい」とシェルゾットさんは話す。

 営業時間は10時~21時。

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