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エスビー食品、創業者生誕の地、埼玉・松伏町の埼玉工場内に新棟 生産強化へ

松伏町のエスビースパイス工業 埼玉工場新棟(イメージ)

松伏町のエスビースパイス工業 埼玉工場新棟(イメージ)

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 加工食品メーカーのエスビー食品(東京都中央区)が生産体制強化などのために、埼玉・松伏町のエスビースパイス工業 埼玉工場(埼玉県北葛飾郡松伏町)に新棟を建設し10月31日に稼働開始した。

同工場で生産している製品

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 同社は創業100周年となる2023年に向け、「安全・安心」と「生産体制」のさらなる強化を目指し、合計約135億円投資し最新鋭の設備を導入するなどして、同社の上田工場内(長野県上田市下塩尻)、グループ会社のエスビースパイス工業の埼玉工場内、グループ会社のエスビーサンキョーフーズ内(静岡県焼津市利右衛門)に合わせて3つの新棟を建設した。

 埼玉工場は1961(昭和36)年4月に完工し、旧東京工場(東京都板橋区)で製造していたコショウ製品を移管し、コショウ専用工場としてスタートした。その後、「ねりからし」「ねりわさび」などのチューブ製品が加わり、現在も「テーブルコショー」やチューブ入り香辛料を生産している。

 同工場の副工場長宮嵜範人(みやざきのりと)さんは、「埼玉県松伏町は、エスビー食品創業者 山崎峯次郎の生誕の地であり、当社にとって特別な町でもある。このため、松伏町教育委員会主催の子どもたち向けイベントやまつぶし町民祭り、松伏町新春ロードレースなどのイベントにも協力し、松伏町の地域活性化をサポートしている」と話す。

 「新棟では香辛料製粉・選別中間品、瓶入りコショー製品の供給体制を強化し、当社の香辛料加工の一大拠点として稼働し、工場の稼働が更に向上することで松伏町の雇用対策の促進・普及の一助となれば幸い」とも。

 新棟は2018(平成30)年10月に着工し、稼働開始。室内温湿度管理の強化や最新の香辛料選別設備導入による選別品質向上、香辛料高速製粉ライン導入による製粉効率の向上を目指す。

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