越谷商工会議所青年部が現在、地域の小学生の夢をかなえる企画「夢を叶(かな)えたろうか-夢実現プロジェクト-」の夢を募集している。
「夢を叶(かな)えたろうか-夢実現プロジェクト」-メインビジュアル
市内在住の小学生から夢を募集し、同青年部が実現させるプロジェクト。新型コロナ禍で生活様式が大きく変化し、子どもたちの学校行事の制限や中止、行動制限が余儀なくされている中、将来を担う子どもたちに、夢と希望を与えるきっかけをつくりたいと考えプロジェクトを発足した。
同青年部会長の近藤恭司さんは「子どもたちが元気に生き生きしているまちは魅力があると思うし、活性化すると思う。大人は夢をかなえるための一歩を踏み出すことをためらってしまい、かなえられないと思ってしまいがちだが、子どもたちに夢は実現できるものだと思ってほしいし、夢に向かってちゅうちょなく進んでほしい。コロナ禍でも楽しくできることはある。難しく考えず、構えずに自分の夢を応募してもらえたら」と話す。
今月、越谷市内の全小学校30校、約1万8000人の児童に向け、夢を記入するシートを配布した。10月17日現在、113件の応募がある。
近藤さんは「子どもたちからぶっ飛んだ夢の応募があったら、ワクワクすると思う。大人は日々の生活に忙殺されてなかなか思い付かないが、そのような夢は大人の私たちも、昔自分もそんな夢を持ったことがあるなとか、もう一度やってみようと触発されるかもしれない。ぶっ飛んだ夢でも、大人である私たちが支えてあげることができたら」と笑顔を見せる。
11月1日からは、同青年部が選んだ夢をかなえるための資金をクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で募る。
夢の応募は、市内在住の小学生限定。10月31日まで。