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春日部の日本料理店が日光街道をコンセプトにしたランチ 宿場町イメージし21品

店主の佐々木慎一さん

店主の佐々木慎一さん

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 日本料理店「くずし割烹(かっぽう)花々」(春日部市梅田3,TEL 048-763-3646)が3月3日、日光街道宿場町をコンセプトとしたランチの提供を始めた。

21品がのる「粕壁宿場御膳」

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 2006(平成18)年11月に創業した日本料理店。昼はランチ1種や予約懐石料理、夜は懐石料理を提供する。席数はテーブル=12席、座敷=24席。

 店の名物になるようなランチの提供を目指し、日光街道宿場町にちなんだ総菜など21品がのるメニュー「粕壁宿場御膳」(2,420円)を開発した。

 店主の佐々木慎一さんは「春日部は、春日部駅の高架化工事が進み、北春日部駅周辺も変わり、市長も変わった。店も春日部と一緒に成長していきたい、新しいことに挑戦したいと思ったことから、まずは、市が認定する『かすかべフードセレクション』にドレッシングを開発して応募。認定を受け、これを使った春日部にまつわる名物を作りたいと思った」と振り返る。

 かつて春日部が日光街道粕壁宿として栄えたことにちなみ、日本橋を起点として日光に至るまでの宿場町の中から日本橋、千住、草加、越ケ谷、粕壁、杉戸、幸手、栗橋、中田、古河、野木、間々田、小山、新田、小金井、石橋、雀宮、宇都宮、徳次郎、大沢、日光を選び、それぞれの場所をイメージした総菜などを小鉢や茶わんに盛り、料理盆に載せ提供する。使用する木製の料理盆は、茶わんや小鉢が全て載るように縦30センチ、横60センチで特注したもの。

 佐々木さんは「食べ物の特産物がある地域ばかりではないのと、仕入れの関係もあり、選んだ場所のイメージに合うような料理を創作した。千住はネギ料理、草加はせんべいのつくだ煮、粕壁宿は春日部の藤棚をイメージした紫色の食材と、開発したドレッシングを使った料理、日光はゆばを使うなど、地名と料理をリンクさせるのが難しかった」と話す。

 「季節により食材や総菜を変更することがあるが、それも楽しんでもらえたら。多くの方に、ランチを食べながら旅気分を味わってもらいたい」と力を込める。

 営業時間は11時30分~14時、17時15分~21時。火曜・水曜定休。

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