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首都圏外郭放水路、大雨で4日間稼働 東京ドーム6.75杯分の河川水排出

河川水流入時の様子(6月3日、江戸川河川事務所のツイッター動画から)

河川水流入時の様子(6月3日、江戸川河川事務所のツイッター動画から)

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 首都圏外郭放水路の6月2日からの大雨に対する稼働が5日、完了した。

河川水が流入した「地下神殿」

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 2日からの大雨の影響で埼玉県内では道路の冠水や通行止めをはじめ広範囲で被害が出た。春日部市内には5つの川と水路があり、2日13時ごろに同施設地下トンネルへの流入水位に到達。河川水の流入は、18号水路(第2立坑)から始まり、大落古利根川(第5立坑)、倉松川(第3立坑)、幸松川(第4立坑)、中川(第3立坑)と続き、5日11時30分に完了した。

 地下トンネルと調圧水槽に貯留された河川水を排出するポンプは2日の20時ごろに稼働開始。最終的には2台のポンプが稼働し、5日11時ごろまで約64時間続いた。今回江戸川に排出した河川水は837万立方メートル、東京ドーム6.75杯分となった。

 首都圏外郭放水路管理支所の職員は「梅雨や夏の台風といった『出水期』のシーズンになった。今後の大雨・豪雨などに引き続き注意し、いざというとき、今回と同様に迅速に対応していく」と話す。

 3日から中止となっていた同施設の見学会は6日に再開した。

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