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春日部の居酒屋「義丸」が10周年 店主が目利きした海鮮や自家菜園の野菜使う

店主の小幡義勝さん

店主の小幡義勝さん

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 春日部の居酒屋「義丸」(春日部市中央1、TEL 048-738-1001)が7月25日、10周年を迎える。

義丸の刺し身盛り

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 2013(平成25)年に、小幡義勝さんが創業した居酒屋。料理が好きだった小幡さんは居酒屋でアルバイトし、「料理を通じてお客さんと会話が広がって楽しかった。いつか自分の店を開くと周囲に宣言していた」という。

 宣言通り19歳で開業。「初めての開業に加え、年齢のこともあって周囲の力を借りた。若かったので勢いもあり、なんとか開店にこぎ着けた」と振り返る。

 オープンしたものの、当初は来客が1日1組の日が続き、来客がない時間は駅前でビラ配りをした。当時の主な客は友人や先輩などつながりがある人たちだったが、1年後には知り合いと一般客が半々程度になったという。小幡さんは「つながりがある人が、ほかのお客さんを連れて来てくれた。紹介してくれた人たちの顔をつぶさないように、良い店だと言われるように、味も値段も頑張ってきた」と話す。

 人気メニューは刺し身ともつ煮。刺し身盛りの「大将おまかせ5点盛り(2,068円)、「2切れ7点盛り」(1、2人限定=1,408円)、「しめさばの炙(あぶ)り」(825円)、「もつ煮」(308円)などがある。酒はハイボールやサワー、焼酎、生ビールなどをそろえる。「お客さんの9割は刺し身を、8割はもつ煮を頼んでくれる。もつ煮は国産の生モツを使うしょうゆベース。自家菜園の野菜も使っている」と小幡さん。

 「市場には毎日行き、自分で目利きしているので、海鮮料理には絶対の自信がある。時間がある時は宮城県で漁師さんと漁に出ることもある。食材が高騰しているが、良い食材を探すために足を動かしたり、無農薬で野菜を作ったりするなど努力をしていく。最後に楽しかったと思って帰ってもらえたら」と話す。

 営業時間は17時~翌1時(金曜・土曜は翌3時まで)。

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