ラーメン店「Dosanko(ドサンコ)大将」(春日部市中央1、TEL 048-737-5178)が7月31日でいったん閉店する。
みそラーメン、塩ラーメン、居酒屋風つまみ、酒などを提供する同店。1970年代にオープンしたラーメン店チェーンの「どさん子大将」が前身店で、現店主の高橋信夫さんが店を買い取り、1993(平成5)年に独立。妻の恵子さんと切り盛りし、昨年30周年を迎えた。
春日部駅西口改札から徒歩約1分の線路沿いに位置する同店。現在同駅周辺では、同駅高架化関連工事が進んでいることから、今年9月までに退去する必要があるという。
高橋さんは「ずっと移転先を探している。お客さまをはじめ、いろいろな人から『この場所が空いているよ』などと、たくさん情報提供してもらったものの、現段階で条件に合う所は見つかっていない」と話す。
退去するための撤去作業にかかる時間などを踏まえ、同所の営業は7月31日で終えることにした。恵子さんは「店を運営しながら、子育てや、孫が生まれるなど、いろいろなライフイベントもあり、ここまであっという間に感じる。ずっと走り続けてきたので、今回はいったん休憩のような感じ。移転先は、常連が来られるような、ここから遠くない場所で、夫婦2人で運営できる、今と同じくらいの広さの場所があれば」と話す。
「夫も、息子たちも春日部育ち。この店で同級生が集まることも多かった。お客さまや地元の人に助けられ、支えてもらい、皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。今後、新たな場所が決まればSNSなどで知らせる」とも。
営業時間は、11時40分~14時、17時45分~23時(金曜・土曜・祝前日は24時まで)。日曜定休。