市民が登壇する講演会「第59回ウィークエンドブランチ」が3月24日、ゲストに「まちなかツナガルプロジェクト」代表ナオナさんを迎え、ふれあいキューブ(春日部市南1)で開かれた。主催は「春日部まちづくり応援団」。
2012年に始まった、市民が登壇して講演する「ウィークエンドブランチ」。ゲストのナオナさんは、2018年4月に古利根公園橋でイベント「桜咲くマルシェ」を行い約400人を集め、同年10月には閉店していた銭湯を再活用し市民の憩いの場とするイベント「銭湯カフェ」を官民学で協力して行い、403人を集めた。
武里で生まれ、武里で整体院を営んで5年目のナオナさん。来店者と、地元の店について話す機会が多いが、地元の人でも街についてあまり知らないことに気付いた。自身も地元で仕事をするに当たって街をたくさん歩き、「店に行き人と話すなど、直接触れると地元に興味が出てくることを実感した」と振り返る。
市外に働きに行っていた経験を踏まえ、「若い世代は、朝早くに市外に働きに出て夜7時くらいに帰ってくる。商店街のシャッターはいつも閉まっているように見え、休日に街で何かしようと思わないと思う」とし、「春日部の若い人に、春日部についてアンテナを張ってもらう」ためにイベントを開くことを決意したという。
2017年12月に「春日部で休日を過ごそう」をコンセプトとした「まちなかツナガルプロジェクト」を立ち上げ、2018年に「桜咲くマルシェ」を初開催した。「自分の知り合いではない若い世代がベビーカーを押して来場した。ゆっくり過ごす姿も見られたのでうれしかった。」と振り返る。
今月31日に春日部古利根公園橋と親水テラスで行う「桜咲くマルシェVol.2」について、「来場者がピンク色のものを身に着けてくれれば公園橋に桜が咲いたように見える。桜を作り上げる市民参加型のイベント。楽しんでもらえたら」と笑顔で締めくくった。飲食店をはじめ21店が出店し、バルーンルームや、匠(たくみ)大塚の家具を配置するなどしたフォトスポットコーナーも用意する。
「桜咲くマルシェVol.2」の開催時間は10時~15時。入場無料。荒天中止。