
春日部市の旧倉松第二調整池沿いで現在、河津桜の花が咲き始めている。
2006(平成18)年、春日部ロータリークラブが地域への奉仕活動の一環で植樹した50本の河津桜。毎年花が見頃になると多くの人が訪れる。
同所の河津桜は、おととしは2月初旬に、昨年は2月中旬に花が咲き始めた。今年は2月26日時点で、つぼみが膨らみピンクに色付いている花も多く、咲いている花も見られた。
春日部市観光協会は例年、同所の河津桜をはじめ市内の桜を観察し、SNSや観光案内所「ぷらっとかすかべ」(春日部市粕壁1)で開花状況を紹介している。事務局長の折原章哲さんは「今年は寒い日が続いているので例年に比べると河津桜の開花が遅い。天気予報によると今日から数日は暖かくなるとのことなので開花が加速するのでは」と話す。
同観光案内所では2月15日、河津桜や桜の花見スポットを紹介する「春日部桜探訪」の展示を始めた。折原さんは「来館者からは『もう桜の季節なのね』という声や、海外観光客からは、『次は桜の季節に来たい』という声もあった。まだ寒いが、河津桜が咲き始めると春が来ていると感じる。春日部の桜を皆さんに楽しんでもらえたら」と呼びかける。