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春日部在住の芸術家が環境活動のパネル展示 「生き物の生息地守りたい」

平島鉄也さん(左)

平島鉄也さん(左)

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 春日部在住の金工作家・平島鉄也さんが環境保全活動の取り組みや思いをまとめたパネル展示「新堀川を育む会」が2月2日、春日部市市民活動センター「ぽぽら春日部」(埼玉県春日部市南1)で始まった。

【写真】現在の新堀川の様子

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 動物モチーフの作品や、環境をテーマにした作品を作る金工作家の平島さんが、2020年に同川付近のごみを拾い始めたことをきっかけに取り組んでいる活動を多くの人に知ってもらおうと、活動の様子を写真や文章で表現したパネルを展示する。

 新堀川は、平島さんのアトリエ兼造形教室「Art & Craft Studio T-BOX(アートアンドクラフトスタジオ・ティーボックス)」(春日部市永沼)の向かいにある川。平島さんは「地図上では庄内領悪水路という名称だが、親しみを込めて、川に架かる橋に書かれている『新堀川』と呼んでいる。昨今、護岸されていない小川は珍しい。川の周辺には草木が生い茂り、多くの生き物が集まっていて、わずかに自然環境が残る大切な場所」と話す。

 ごみ拾いは有志メンバーで行うようになり、自然観察会なども開いている。2025年1月、行政が付近の木を伐採し始めた際には、伐採に反対する署名活動を行い、昨年10月時点で8775筆を集めて市に要望書を提出。平島さんは「市からは伐採による管理を見直すとの回答を得た。川辺の木々や草むらは鳥類、昆虫、魚貝類、哺乳類など、数多くの生き物の大切な生息地で私たちの癒やしでもある。伐採ではなく、環境に配慮した整備をしてほしいと思った」と話す。

 同年、「生態系を守り、生物多様性を育む」を合言葉として掲げ、ごみ拾いや外来種の防除、川沿いを遊歩道にすることを目標に活動をする任意団体「新堀川を育む会」を立ち上げた。

 平島さんは「最初は環境を守りたいという一心で、衝動で動き始めた。気が付けば支えてくれる人が増え、活動が広がった。今後は専門家の意見も取り入れ、行政とも話し合いを重ねて安全も確保しつつ、自然の良さも残しながら、いろいろな人が楽しめるような環境にできたら」と願いを込める。

 展示は2月14日まで。入場無料。

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