春日部市庄和総合公園(春日部市金崎)で11月4日、農産物販売や、餅・菓子を投げる上棟式などから成る、「第35回春日部市庄和地域産業祭」が開催された。
2005年の合併により、春日部市となった庄和地域。庄和町だったころから続く産業祭は地域の商工業製品や農産物を販売し、産業の振興や普及を図るためのもの。出店した全58店では、焼きそばや唐揚げなどの飲食のほか、春日部産の新米や野菜の販売、整体や折り紙教室もあった。中には庄和郵便局のイベント時のみの看板犬が年賀状販売をアピールする光景も。
午前と午後の2回にわたり、庄和商工会・建設部会が6畳ほどの大きさのやぐらの上から、さまざまな景品を投げるミニ上棟式も行い、菓子などの軽いものから、地元農家が作った小さな丸形餅までを投げた。固い餅は総重量で90キロ分投げられたため、常に頭上を見ていなければならないほどだった。
上棟式は新築の家を建てる際、無事に完成することを願い行われるが、近年はあまり行われないことから、同祭では昔を懐かしんでもらうために再現しているという。
当日は時折小雨が降る中、 4万人(主催者発表)が来場した。