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春日部にAI教材使った塾 人間ができることと人工知能の組み合わせで学ぶ

田久保太志さん

田久保太志さん

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 個別指導塾「MAPS(マップス)」(春日部市豊町4、TEL 048-708-2910)が2月1日にオープンした。

AI教材を使い一人一人で学ぶ教室

 小学校の頃、担任の先生に憧れ、中学では学校の先生になりたいと思っていた塾長の田久保太志さん。学生時代はアルバイトで塾講師や家庭教師をしていた。その後営業職を経て、塾講師になった。「絶対に成績を上げるという気持ちで授業を行っていたが、授業だけではなかなか上がらず悪戦苦闘した」と振り返る。

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 1000人ほどの生徒を有する塾での塾長や人事部長を経験した田久保さん。「1クラスの生徒は40人くらい。一人一人のレベルに合わせて教えることができず、勉強についてこられない生徒もいた。信頼して入塾してくれたのに、親が『うちの子が頭悪くてすみません』といってやめていくのを見てきた。それは生徒のせいではなく、自分の力不足と感じ、歯がゆい思いをした」

 「何のために塾の講師になったのか」と自問した田久保さんは、営業職をしていた時に、心に訴え掛けることも大切だと実感したことや、自身が岐路に立った時にほかの人からの助言や励ましで前に進んできた経験を思い出した。

 「子どもたちはもともと好奇心を持っている。勉強に対して好奇心が湧かないのは、大人のせいだと思う。何か一つを理解できずにつまずいてしまったことや、怒られたことなどでやる気が無くなる。間違えることを極端に怖がり答えを言いたがらない生徒もいる。間違えたことより、できたことにフォーカスし、認めてあげることが大切だと思っている」と話す。

 同塾は、一人一人に合わせたカリキュラムを組み、生徒がAI教材「すらら」を使い一人で学び、分からないことがあれば講師に声を掛ける仕組み。AI教材は、先取り学習と、できなかった問題を蓄積し、難易度を下げて問題を出すなどの復習ができる。

 「情報の蓄積などは人間にはなかなかできないが、AIが何でもできるわけではない。一人一人に合った教え方、例えば生徒の好きなスポーツに例えて教えるとか、生徒の機微を見て、モチベーションを上げるような言葉を掛けるのは人間にしかできない」と田久保さん。

 「AIを使うので講師は私だけ。季節ごとの講習や個別講習も行うが、月額以外に費用はかからない。勉強を諦める前にうちに来てほしい」と呼び掛ける。

 入会費は2万円。教材費は2万4,000円。コースは、国語・数学・英語の3教科、週2回で月額1万9,800円など。