JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」の券売機横に、切符の使い方を記した説明書き「きっぷってなに? No.2」が掲出されている。
同駅は2019(平成31)年4月に、ICカードが普及しているため切符の使い方を知らない乗客が多いことや、Suica(スイカ)を忘れたため切符を購入したが使い方を間違えるなどの乗客が10~20代に多いことから、多くの方に切符の(正しい)の使い方を知ってもらいたいと、「きっぷってなに?No.1」と題して、切符についての説明書きを掲出。
説明書きは、SNSやネットニュース、テレビなどさまざまなメディアでも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。同駅社員は「報道などされたことで、ポスターを眺めている方や、ポスターを背景に写真を撮っているお客さまが見受けられた」と話す。
今年5月には第2弾の説明書きを掲出。「新幹線の切符を購入したお客さまから『2枚切符が発券されたのですが』という問い合わせが、特に若い方から多数あったため今回はこの内容にした」と話す。
説明書きは、切符の絵と共に「新幹線に乗るために必要なきっぷ」と紹介。「新幹線に乗るためには、『乗車券+新幹線特急券』の2枚が必要になります」との書き出しから始まり、乗車券とは「実際に列車を利用するすべての区間に対して必要な切符」、新幹線特急券とは「実際に新幹線を利用する区間にのみ必要なきっぷ」と説明している。
新幹線に乗る切符が1枚の場合についての記載もあり「乗車券と新幹線特急券の区間が同じ場合、乗車券と新幹線特急券が一緒になった一枚のきっぷで購入することができます」とも。ほか、同駅からICカードを使う場合や切符を使う場合などについてや、「乗車券のみでは、新幹線はご利用できません」などの注意書きも。
「当駅は通勤や通学で使うお客さまのほかに、周辺に商業施設があるため買い物客の方も使っていただいているが、緊急事態宣言発出時はとても閑散としていた。最近は少しずつお客さまが増えてきたようにみえる。感染症対策として、定期的に券売機や改札機や階段、駅の設備の消毒を行うなど、安心してご利用いただくための取り組みを行っている」とも。
第3弾は未定。