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杉戸町の農家直営カフェレストランが7周年 自家栽培の米や野菜使う

店の前に立つ店主、板橋雅巳さん

店の前に立つ店主、板橋雅巳さん

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 カフェレストラン「Penny Lane(ペニーレーン)」(北葛飾郡杉戸町本島、TEL 0480-38-3378)が12月9日、オープン 7周年を迎える。

ソフトシェルクラブを使う「カニバーガー」

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 生まれも育ちも杉戸町という店主の板橋雅巳さんが2013(平成25)年12月9日に出店した同店。板橋さんは「東京のカフェバーで大学4年間アルバイトをしていた。そのバーがすてきだったので、いつか店を持ちたいとぼんやり思っていた」と振り返る。

 板橋さんは道の駅「アグリパークゆめすぎと」に勤務していたが、所有する畑の一部の使用方法について考えた時、「自己投資するなら、自分の店を持ちたい」と思ったことや、いろいろなことが重なり、店を開くことを決意したという。

 提供する料理は全て手作り。「味はお客さまが評価してくれるものだが、自分が食べておいしいと思えるものしか出さない。音楽などでも自分の作品を世の中に出すのはものすごく労力がかかる。出しても売れるか分からないので、自分を信じる力がないとできないと思う。簡単な作業でも手を抜かず絶対に妥協はしない。手を抜いたら、個人経営の店は生き残っていけないと思う」と板橋さん。

 米は全て自家栽培、野菜もなるべく自家栽培のものを使う。メニューは、みそ汁・ライス・小鉢・ドリンクが付くランチの「プリプリでっかいエえびフライ」(1,680円)、2月までの期間限定ランチメニュー「広島県産大粒のかきフライ」(1,580円)、ソフトシェルクラブを使った「カニバーガー」(1,200円)など。現在、新型コロナ対策として席数制限しているため来店予約推奨。

 「実入りは多くはないが、自分のやりたいことをやりたいようにできているので後悔は無い。やりたいけどできない人もいると思うから自分は恵まれていると思う。夜中に目が覚めて翌日のメニューを考えたりする。その日その日が勝負、それはこれからも変わらない。お客さまが食べるのは一瞬だが、その一瞬のために力を込めているのが自分でもかっこいいと思う」と笑顔を見せる。

 営業時間は、11時~15時、17時30分~21時(土曜・日曜のみ)。月曜・第3火曜定休。

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