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春日部で押絵羽子板の展示販売会 アマビエの変わり羽子板も

縦約45センチのアマビエの世相・変わり羽子板

縦約45センチのアマビエの世相・変わり羽子板

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 押絵羽子板を制作する「秀花」(北葛飾郡杉戸町本郷)が12月26日・27日、春日部駅東口のブロンズ通りと中央通りの交差点にある店舗(春日部市粕壁東1)で押絵羽子板の展示販売会を行う。

世相を反映した3種の変わり羽子板を制作

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 押絵羽子板は春日部の特産品。毎年12月には春日部の特産品「押絵羽子板」や桐(キリ)製品が並ぶ、冬の風物詩として「かすかべ 押絵羽子板と特産品まつり」が開かれていたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため今年は中止となっていた。

 3代目の水野秀彦さんは「羽子板は昔から邪気をはねのけると言われている。厄払いや縁起物として、女児の出産祝いに健やかな成長を願い贈るなどの習慣があるもの。コロナ禍で自粛もしなければならないが、気を付けながらできることがある。まちを賑(にぎ)やかにしたいと思い、展示販売会を開いた」と話す。

 例年、世相を反映した変わり羽子板や来年の干支(えと)が装飾された羽子板などを制作し展示するが、今年は「アマビエ羽子板」などの世相・変わり羽子板を制作。「コロナという邪気をはねのけようと思い、アマビエの押絵羽子板を作った。経済の低迷などもあることから開運や商売繁盛のミニ押絵羽子板や、家に飾ると明るくなるような、明るい色の小物も制作した」という。

 押絵羽子板を制作する「一龍」(春日部市南4)が制作した、町会別のはんてんなどをモチーフとした「神輿(みこし)はんてん羽子板」27点の展示もあった。

 粕壁仲町商栄会では「春日部駅東口 商家の羽子板飾り」と題し、春日部TMO中心市街地活性化事業の一環として、「もりいずみ靴店」「美容室あさひ」「アシュア動物病院」「市川寝具」「四代目矢崎理容室」「栃惣せんべい」「整体のお店 陸と月」「おむすびcafe 空と糸」「寿司居酒屋 すし忠」「花勘 HANAKAN」「和菓子 青柳」「靴のくわばら」「まちの整骨院 春日部東口」の13店各店が所有する押絵羽子板を27日まで展示している。

 展示販売会の開催時間は10時~17時。

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