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春日部のラーメン店「武麗舞」 つながりに支えられ1周年

店主の上野匡司さん

店主の上野匡司さん

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 春日部のラーメン店「武麗舞(ぶれいぶ)」(春日部市大沼2)が、10月で1周年を迎えた。

「武麗舞」外観

 店主の上野匡司さんは、八木崎小学校、大沼中学校卒業で春日部に在住。ラーメンが好きで、20代前半から食べ歩きをしていた。同店の前身であるラーメン店「井之上屋」が開店して間もなくのこと。入店し、塩ラーメンを食べてみると「好きな味だった」と上野さん。3度目の入店時に「ここで働きたい」と申し出たという。アルバイトなどを経て、店主として8年間働いた後、元々独立したかったこともあり、店を譲り受けオープンした。

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 メニューは、淡麗系の「中華そば」「塩」「塩旨(うま)」の3種と、豚ゲンコツや鶏ガラなどの「濃厚」そばがあり、麺は国産小麦を使った特注。ラーメン全体のバランスにこだわり、スープでは、動物系と魚介系のバランスや油の量、味の濃さなどに気を配る。「じんわりおいしかった。また食べたい」と思われるラーメン作りを目指しているという。

 開店してからは順調だったが、今年4月、上野さんは交通事故に遭ってしまう。幸い大事には至らなかったものの、目まいや頭痛などの体調不良が続いた。その日に終わらせるはずの仕事が終わらず、休日に働くことも。精神的にも辛い日々が続き、「店を閉めなければならないのでは」と、思い悩んだ。

 そこで自身の気持ちと体調のために、11月後半から木曜の定休日に加え、月曜も全休または半休を取ることに決め、「気持ちが軽くなった」と上野さん。事情を知る常連客が買い出しを手伝ってくれることもあり、「事故に遭ってからというもの、日を追うごとに人と人のつながりの大切さを感じている」と話し、支えられていると実感し涙することもあるという。

 今後はレギュラーメニューを大切にしながら材料を調整するなどして味の可能性を広げ、時折限定メニューも出していく予定。「ラーメン屋には、会社員、学生、公務員など、さまざまな立場の人が来店し、コミュニケーションも取ることができる。垣根が無く、とても面白さを感じる」と話す。

 営業時間は11時30分~14時(土曜・日曜・祝日は15時まで)、18時~21時。スープが無くなり次第終了。 木曜・月曜(半休または全休)定休。