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埼玉・松伏町の米屋カフェが6周年 テークアウトきっかけでおむすびメインに

店主の八木雅子さん

店主の八木雅子さん

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 米屋が運営するカフェ「まる結(むす)」(松伏町田中1、TEL 048-992-5408)が3月3日、6周年を迎えた。

おむすびや鶏の米粉唐揚げなどがセットとなっている「まる結セット」

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 減農薬の自家製米を使い、おむすびをメインとしたランチなどを提供する同店。店主の八木雅子さんは、米農家2代目の夫との結婚を機に埼玉県さいたま市から松伏町に移り住んだ。「農家ということもあり、近所のおじいちゃんおばあちゃんが家に来て、お茶を飲みながら話をしているというのが日常だった」と話す。

 子どもを2人出産したものの、始めのうちは親しい友人がいなかったため家にこもっていたこともあった八木さん。「子どもが成長するにつれ、幼稚園のママ友などが増えてきて、皆で集まり話をすることで救われた。おじいちゃんおばあちゃんが集まっていたように、場所があれば人が集まって話をしてすっきりするという場所を作れるのではと思っていた」という。

 米販売のためのきちんとした窓口を作りたいという思いもあったことから、お客さんにご飯を食べてもらい、米のおいしさも知ってもらうこともできる米屋兼カフェを開くことにした。八木さんは古道具や古民家が好きで、古道具を集めたり、夫の祖父母の家だった古民家を壊す際に、欄間(らんま)や扉、大黒柱などの建具を残したりし、店舗に使った。

 昨年12月までは「米屋カフェはちぼく」という店名で、ワンプレートに複数の総菜をのせたランチスタイルで営業していたが、今年1月からはおむすびをメインとし、店名も「まる結」に変更した。「昨年3月ごろから、コロナ禍の自粛生活でお家ごはんが増えた皆さんに、1週間のうちの1食でも、テークアウトをして、ご飯を作る負担を少しでも減らしてもらえたらと、おむすびのテークアウトを始めたことがきっかけになった」という。

 おむすびは、米の種類・水加減・浸水時間・握り方・塩・海苔・具材を研究し、1年掛けて進化してきたという。おむすびの種類は、「塩」(200円)、「大葉みそ」「焼きタラコとクリームチーズ」「梅おかかとろろ昆布」「沢あんと揚げ玉」「炒り卵と塩昆布」「紅ショウガと牛しぐれ」(以上、220円)の7種。店内メニューは、おむすび2つ、鶏の米粉唐揚げ、椎茸のチーズ焼き、味玉子、サラダ、具沢山味噌汁がセットとなっている「まる結セット」(1200円)がある。おむすび全種類と味噌汁、大葉みそなどはテークアウトできる。

 「店は徐々に変化してきている。自分がおばあちゃんになった時は駄菓子屋になっているかもしれないし、お茶を飲むだけの場所になっているかもしれない。その時やれることをやって行こうと思う。毎日試行錯誤しているのが楽しく、6周年といっても新人のような気分。どうしたらお客さんがもっと喜んでくれるのか、もっと快適になるのかと考えている。元気になったり、充実した気持ちになったりして帰ってもらえることを目指している」と笑顔を見せる。

 3月20日・21日は、同店敷地内で農作物や雑貨販売、飲食出店、音楽演奏を展開するマルシェ「ちいさくマチカラ」を開催する。

 カフェは電話やインスタグラムでの予約制。テークアウトは前日20時までの予約。

 営業時間は、11時~15時(火曜~木曜のみ)。

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