バスケットボールB2リーグ「越谷アルファーズ」の長谷川智也選手が7月3日、宮本小学校(越谷市宮本町5)体育館で地元のバスケチームの児童にバスケの指導を行った。
昨シーズンバスケットボールB2リーグ、越谷アルファーズのキャプテンを務めた長谷川選手。コロナ禍で試合やイベントが少ない中で、長谷川選手が「今自分にできることは何か」と考えたことをきっかけに、昨年11月、同選手と、保険コンサルや人材育成を行う「AtoC」(茨城県水戸市)がタッグを組み、バスケを通して子どもの支援活動などを行うプロジェクト「ESSENCE(エッセンス)」を立ち上げた。
同社の添田大社長は「亡くなった父がプロ野球選手の専属トレーナーだった。子どもながらに父はすごいと思っていて、違う形であれバトンをつなぎたいと思い、スポーツのプロ選手と共にできることがないかと考えた。つながりがあった長谷川選手と、埼玉県の子どもたちの支援をしていきたいと思った」と話す。同プロジェクトによるバスケ指導をこれまで5回、埼玉県吉川市や春日部市などで行っている。
長谷川選手のほか、今回は越谷アルファーズの東島奨ヘッドコーチ、青野和人ジェネラルマネジャーも参加し、越谷のミニバスケットボールチーム「ブルーエンジェルス宮本」の児童26人を指導。ドリブルやパス練習などの基本的なものから、長谷川選手を始はじめとした越谷アルファーズの3人と児童5人の試合や、フリースロー大会などを行った。
長谷川選手は「バスケを単純に楽しんでもらうことを目指したが、このプロジェクトで、子どもたちが本来持っているものにヒントや刺激を与え、バスケで活躍してもらうことだけではなく、人間性の部分でも成長してもらえるような環境を整えていくことができたら」と話す。