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春日部・衣料店「ルーディーズ」が30周年 コラボ商品で地元盛り上げたい

(左上から)サトシさん、清水正弘さん(左下から)片柳かれんさん、片柳豊さん、斎藤輝彦さん

(左上から)サトシさん、清水正弘さん(左下から)片柳かれんさん、片柳豊さん、斎藤輝彦さん

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 衣料品店「RUDIE’S LOCAL SHOP(ルーディーズローカルショップ)」(春日部市中央1、TEL 048‐763‐6996)が9月7日で30周年を迎えた。

1991年創業当初の店舗外観

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 1991(平成3)年9月に社長の片柳豊さんが創業。「RUDIE’S(ルーディーズ)」「RUDE GALLERY(ルードギャラリー)」などの自社ブランドで、ロックスタイルの衣料品や雑貨を、店頭やネットで販売している。

 片柳さんは17歳のとき市内の洋服店でアルバイトを始めた。片柳さんは「春日部駅西口側にあり、学生服やスーツ、ジーンズからカジュアル商品までを販売する洋服店だった。古着販売の担当を任せられ、一日中裾上げをしていたこともあった」と振り返る。

 19歳で友人とアメリカ旅行に行ったことが創業のきっかけとなった。片柳さんは「当時は古着がトレンド。宝探しみたいなものだった。アメリカから仕入れた古着を春日部で売りたいと思った」と話す。春日部駅東口側に店舗を借り、古着店として創業。オリジナルブランド「RUDIE’S」も立ち上げた。1995(平成7)年に現在地に移転し、程なくして片柳さんの弟でデザイナーのサトシさんも入社した。

 2000(平成12)年には、片柳さんが「東京で挑戦してみたい」と思ったことから、音楽カルチャー寄りのオリジナルブランド衣料を販売する店「RUDE GALLERY」を東京・渋谷区内にオープン。「東京にも店を開いたことで、東京の人に『なぜ春日部に住んでいるの?』『なぜ春日部で店を開いているの?』と質問されることもあった。春日部は育った場所で家族も友達もいる。住むのもここが良い。地元の人とのつながりや、地元が大切だと思っている」と片柳さん。

 昨年7月、「クレヨンしんちゃん」とのコラボ商品を発売。プロモーションには、春日部出身のラッパー「崇勲(すうくん)」さんと「TKda黒ぶち」さんを起用した。地元の商店などとコラボした商品の販売も始めた。サトシさんは「近年地元を見直していた。周囲にも地元を大事にする人、盛り上げようという人が多く、クレヨンしんちゃん30周年、ルーディーズ30周年も見据え、春日部を盛り上げようと思った」という。

 片柳さんは「30周年という実感は特にない。生活と仕事が一緒なので、毎日の積み重ね。今は若いスタッフもいるし、娘も入社した。最近は、親子連れや高校生など若いお客さんがいて、とてもうれしい。次の世代につながっていくと感じる。服にはすごい力があると思う。これからも難しく考えずに続けていけたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は15時~18時(土曜・日曜・祝日は12時~)。 水曜・木曜定休。

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