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春日部の小学4校が考案した「そこらへんの草」メニュー オンラインで大賞発表

それぞれのポスターに賞が与えられた

それぞれのポスターに賞が与えられた

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 春日部市の桜川小学校(大衾)をはじめとした市内4校の特別支援学級の児童が考案した「そこらへんの草」メニューのグランプリが9月3日、発表された。

手製のトロフィーと宝島社から届いた原作本

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 春日部のスーパー「みどりスーパー」(米島)をはじめとする複数店が、魔夜峰央(まやみねお)さん原作による映画「翔(と)んで埼玉」のせりふにちなみ、地元産の野菜などを使い「そこらへんの草」商品を販売。市内外で話題を集めた。

 「そこらへんの草」の話題を知った桜川小学校の特別支援学級の教員鈴木彩香さんが、これまで同店と生活単元学習の一環としてさまざまな取り組みを行ってきたことを踏まえ、「児童が春日部や埼玉を知る良い機会であることと、面白さもある」と、「そこらへんの草」のメニューを考える授業を展開。交流がある南桜井小・川辺小・中野小にも呼び掛け、各校がメニューを考案し、制作したメニューポスターを同スーパーに掲示していた。

 同店総菜部の河内みどりさんは「児童たちが一生懸命に考えたメニューを多くの人に知ってもらいたいと、投票でグランプリを決めることにした。当店で一日1人1票投票できるので、連日投票に来た人や、大人数での来店を避け、組織票を持ってきた人もいる。全部で304票集まり、ツイッターの投票なども考慮し決定した」と話す。

 同店と全4校をオンラインでつなぎ、河内さんが発表した。グランプリは桜川小で「初代草王」。そのほか、中野小は「やさ(し)いだけにカロリーzeroで賞」、川辺小は「カラフル杉て草どころかかすかべフラワーパークで賞」、南桜井小は「そこらへんの草の神イチ押し 草ステナブルで草DGsで賞」をそれぞれ受賞した。

 桜川小の児童は「初めての『そこらへんの草』の王者になれてうれしかった」と話し、ほかの小学校からは「楽しかった」「1位を逃したのが悔しいので、次は頑張りたい」などの感想があった。桜川小には、河内さん手製のトロフィーと、映画の原作本1冊を贈呈する。発行元の宝島社から、グランプリ受賞の小学校へ贈呈のために送られてきたという。

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