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「翔んで埼玉」続編決定 赤字過ぎる春日部「そこらへんの草天丼」も販売継続へ

「埼玉」にかけて310円(税抜き)の「そこらへんの草天丼」

「埼玉」にかけて310円(税抜き)の「そこらへんの草天丼」

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 映画「翔んで埼玉」公式ツイッターが8月11日に続編の製作を発表し、同作品のせりふにちなんだ商品を開発販売している「みどりスーパー」(春日部市米島)総菜部の河内みどりさんが喜びを表している。

「そこらへんの草天丼」をアレンジした「そこらへんの草うな丼」(626円)

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 魔夜峰央(まやみねお)さん原作による映画「翔んで埼玉」。8月11日朝、映画「翔んで埼玉」公式のツイッターが続編の製作を発表。多くのメディアが取り上げた。

 同スーパーは、2019年の映画公開当初、映画の「埼玉県人には『そこらへんの草』でも食わせておけ」というせりふにちなみ「そこらへんの草天ぷら」を開発し販売。今年4月には、「そこらへんの草天丼」を開発し、同スーパーをはじめとする複数店が地元産の野菜などを使い「そこらへんの草」商品を販売。連日完売が続くなど、市内外で話題を集めた。

 同スーパーのツイッターは、今年4月29日、「そこらへんの草天丼」の評判を聞きつけた、原作漫画本を出版した宝島社が訪れ、同スーパーに原作本を進呈した様子をツイート。「宝島社様が翔んできて草さりました うれし杉ますー 翔んで埼玉シーズン2だしてほしい方はリツイートして草サーイ」(原文ママ)と、草を表す絵文字などと共に映画続編への思いをツイートしていた。

 同スーパー総菜部の河内みどりさんは「続編が作られることが夢だったので、夢がかなってうれしい。映画の中に草むらを作ってもらい、『そこらへんの草天丼』を二階堂ふみさんが食べて『おいしい』などと言ってくれたら。可能なら私も映画にそこらへんの草として出演したい。オファーを待っています」と笑顔を見せる。

 「そこらへんの草天丼」は、「埼玉」にかけて310円(税抜き)で、8月11日現在も販売を続けている。天丼に使う野菜は季節によって変わるが、8月はシソ・ナス・オクラ・ゴーヤ・玉ネギなどと、「野菜との兼ね合いや、毎日の感覚でご飯を盛っている」と河内さん。

 河内さんは「4月のイベント時には、その日限りのつもりのお祭り価格、赤字覚悟の出血大サービスで始めた。その後は、多くのメディアに取り上げていただいたことや、『食べたい』というお客さまも多いので販売を続けているが、赤字のため、専務とマネジャーから『赤字過ぎる』『利益が出ていない』と怒られている。映画の続編も決まったので、これからも同じ価格で頑張って販売していきたい」と意欲を見せる。

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