現在建設が進む春日部市新本庁舎(中央7)の工事現場仮囲いに7月5日、クレヨンしんちゃんのイラストが描かれた看板が設置された。
2021年10月に始まった同舎の工事。同所にはもともと旧市立病院があり、旧耐震基準の建物は解体し、新築棟を建設。新耐震基準の旧市立病院東棟は解体せずに改修し、執務室などにする。
新築棟は5階建てで建物に地震の揺れを直接伝えない免震構造。1階は駐車場。新築棟と既存棟を合わせた延べ床面積は、庁舎約2万1000平方メートル、駐車場約3600平方メートル。建設工事受注者は、大林組・東武建設・正和工業特定建設工事共同企業体。
新築棟の基礎部分の工事と既存棟の内部解体工事がおおむね終了したタイミングで、新本庁舎に関心を持ってもらうことを目的として、現場の仮囲いにクレヨンしんちゃんとコラボレーションした工事看板を設置。岩谷一弘市長や建設工事受注者に加え、上沖小学生の児童を招いて披露した。岩谷市長は「現在の本庁舎は昭和45(1970)年に建築され、旧耐震基準のもの。1日も早く安全で、防災拠点ともなる新市庁舎を建設し、市民の皆さまに安心安全を届けたい」と話す。
今後は、新築棟は7月下旬ごろから免震装置の設置工事を行い、9月には鉄骨工事、外壁工事、12月には内装や設備工事を行っていく予定。既存棟では7月中旬ごろから外壁サッシの新設工事、8月から内装や設備工事を行っていく予定という。
2024年1月開庁予定。
※初掲時、一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。