インドカレー店「アジアンレストラン シタラ 」(春日部市大衾、TEL 048‐797-7175)が9月17日、7周年を迎える。
ネパール出身のパラス・サプコタさんが店主を務め、インドカレーやネパール料理を提供する同店。テーブル席26席を備える。
サプコタさんは、両親がネパールで料理店を開いていたことから、子どもの頃から両親を手伝い、材料を切ったり、カレーを作ったりしていたという。先に来日していた弟のラマチャンドラさんから「日本は良い国」と聞いていたことから、2008(平成20)年に来日した。
サプコタさんは「まだ日本語が話せない時、丁寧に道案内をしてくれた人が印象に残っている。日本の人はいろいろなことが丁寧」と話す。
東京のレストランなどを経て、2016(平成28)年9月に、友人が春日部市に開いた「アジアンレストラン シタラ」の料理人として勤務。2020年、友人から店を買い取り、サプコタさんが店主となった。
コロナ禍の中で店主になったことで、大きな不安があったというサプコタさん。当時、客足は減ったものの、「店を心配して来てくれる常連客もいて、とても助かった」という。
メニューにはインドやネパール産のスパイスや同店の周辺地域で採れた野菜を使う。人気メニューはバターチキンカレー(ランチセット=1,090円)やマトンカレー(ランチセット=960円)、2種のカレーが選べるランチメニュー「2種類カレーセット」(1,150)円)など。
サプコタさんは「いい人たちに巡り合えている。心配してくれるお客さんや、友達みたいなお客さんも増えた。今後は店でイベントを行うなどして感謝の気持ちを伝えることができたら。ゆくゆくは、野菜だけを使う料理を提供する店も開きたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~15時、17時~23時。