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埼玉・杉戸町の喫茶店が新メニュー ネパール人新シェフが繁盛願い「飾り」も

シェフのパダム・バハドゥル・パパさん

シェフのパダム・バハドゥル・パパさん

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 杉戸町のカフェ「珈琲(コーヒー)といんどかれーの店たんぽぽ」(杉戸町下高野、TEL 0480-31-1114)が6月9日から、順次新メニューを提供している。

日替わりカレーの一例

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 2011(平成23)年8月に開業した喫茶店。開業当初は、コーヒーや欧風カレー、キーマカレーなどの喫茶店風メニューをメインに提供し、「珈琲 curry dining たんぽぽ」という店名だった。2020年から本格的なインドカレーの提供を始め、現在の店名に変更した。

 店長の篠崎真由美さんは「これまで提供していたカレーは辛すぎたことや、味の調整がうまくいかず、客足減少の要因の一つになっていた。今年5月から、開業当初に来てもらう予定だった、ネパール人シェフのパダム・バハドゥル・パパさんがシェフになった。喫茶メニューに加え、同じカレーでもスパイスを変えたり、より本格的なインドやネパール風の料理を提供したりしていく」と話す。

 「原材料の価格は高騰しているが、おなかいっぱい食べてほしいこともあり、ナンの食べ放題も再開する予定」とも。

 新メニューは、ジャガイモ、ニンジン、カシューナッツ、レーズンなどが入った「サモサ」(1個=250円)、片栗粉や卵などを絡めた鶏肉を炒め、唐辛子やケチャップで味付けした「チキンチリ」(780円)、コリアンダーやクミンなどのスパイスと、鶏ひき肉、ネギが入った「ネパール風蒸しギョーザ」(3個=350円)、その日入った野菜を使う「日替わりカレー」(990円)。

 パダムさんは「カレーはそれほど辛くないように調整しているが、ネパール風の味付け。カレー以外の新メニューは、ネパールやインドで日常的に食べられている軽食で、私が好きな料理を選んだ。中でもモモ(ネパール風蒸しギョーザ)は毎日食べる人もいる。今後も新しいメニューを作り、日本の人に知ってもらいたい」と笑顔を見せる。

 新メニュー提供開始に合わせ、パダムさんが店頭に、唐辛子、月桂(げっけい)樹の葉、レモンで作った飾りを設置した。パダムさんは「インドやネパールで店先に飾っているもの。私がインドで働いていた時も飾っていた。お客さんが来るように神様にお願いしている」とほほ笑む。

 営業時間は9時30分~21時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。

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