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春日部の個人宅のバラ200種250本が満開 「皆さんに喜んでほしい」

庭の中心からの眺め

庭の中心からの眺め

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 春日部市藤塚の個人宅で250本のバラが満開となり、見頃を迎えている。

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 8年ほど前、遠藤行雄さんと妻の美香さんは、自宅の庭でバラを育て始めた。美香さんは「バラが好きで、元々日本庭園だったところを自分たちで洋風の庭にしていった」と振り返る。

 3~4年ほど前に、外から庭のバラを眺めている人を見かけ、「どうぞ」と声を掛けて庭を見てもらったことをきっかけに、庭を開放するようになった。オープンガーデンにしたところ、評判が評判を呼び、多くの人が訪れ写真を撮るなど楽しむようになったという。

 今年は5月1日から庭を開放。美香さんは「冬に、できあがりの景色を思い浮かべながら剪定(せんてい)などを行っている。バラが好きだということもあるが、皆さんに喜んでもらえたらという気持ちが強い。春日部が好きということもあり、頑張りたい」と笑顔を見せる。

 朝のウオーキング途中で見に来る人もいることから、6時ごろから庭を開放し18時ごろに閉める。現在は1日100人以上が訪れていると言い、庭の一部には休憩ができるようにと、椅子とテーブルも置いている。

 来訪していた市内在住の女性は「素晴らしいの一言。知らない種類のバラも咲いていた。初めて見に来たが、毎年見に来たい」と話す。来訪者にバラの説明をしたり、案内などもしたりしている美香さん。「コロナ禍では今までのような外出がままならないが、近くのこのような場所でバラを見て少しでも癒やされていただければ。花が好きな方も多い。感極まり泣いている方もいた」と話す。

 「皆さんしっかり感染症対策をして見てくださっている。密にならない程度に距離を保ち、楽しんでいただければ」とも。

 20日以降には花がら摘みを行う。来年に向け、庭の一部に屋根付きの茶を飲むことができるスペースなども作っていくという。

 開放は5月20日までを予定。

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