カフェ「Cafe aRuis(カフェ アルイズ)」(春日部市南4、TEL 050-3696-9628)がオープンして1カ月がたった。
ハンドドリップコーヒーやスパイスカレー、スイーツなどを提供するカフェ。店舗面積は10坪。席数はカウンター=4席、テーブル=12席。
店主の高原剛さんと婚約者の長崎暁弓さんが運営する。兵庫県出身の高原さんは「神戸にはカフェが多い。子どもの頃から周囲の人がカフェにモーニングを食べに行くのを見ていた。自分も行くことが多く、カフェは生活の一部だった。私はコーヒーとデザートを食べて気持ちが落ち着く瞬間が好きで、大学生の頃から店を開きたいと思っていた」と振り返る。
店を開くため、カフェ、イタリアン店、洋食店、和食店などで経験を積んだ高原さん。川越の洋食店で働いている時に長崎さんと出会い、2人で物件を探し、春日部で開業した。
高原さんは「コーヒーを飲んで、仕事や生活などの日常を一瞬忘れて、ほっとしてもらえる場所を提供したい。心にゆとりができたら、普段見えていないものも見えてくる瞬間があると思う」と話す。
メニューは、野菜スープ、コーヒーや紅茶などのドリンクとトーストが付く「モーニングAセット」(550円)、「海老(エビ)とブロッコリーと卵のホットサンド」(800円)、ランチの「キーマカレープレート」(1,000円)、「マイルドブレンド」(500円)、「バスクチーズケーキ」(550円)、「超濃厚チョコテリーヌ」(550円)などがある。テイクアウトができる商品もある。
日本人に合う味付けとして、スープやカレー、パスタにはだしを使う。バスクチーズケーキとチョコテリーヌには小麦粉と白砂糖は使わない。「お客さまが毎日食べても体に優しいものを提供したい」と長崎さん。
高原さんは「思っていたよりもリピーターの方が多く、お客さまも増えていてありがたい。徐々に広がり、地域に根付いていけたら。店に入るのに勇気がいるという方もいた。お一人でも気軽に入ってもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~19時。水曜定休(祝日の場合は翌日休み)。