食べる

春日部の開かずの踏切そばにコーヒースタンド 「気軽に立ち寄ってほしい」

(左から)速水理沙さん、上地蔵さん

(左から)速水理沙さん、上地蔵さん

  • 119

  •  

 コーヒー店「AWESOME COFFE STAND(オーサムコ―ヒースタンド)」(春日部市粕壁1、TEL 048-796-3505)がオープンして1カ月がたつ。

ゆず蜜エスプレッソソーダ

[広告]

 スペシャルティコーヒーとマフィンやクッキーなどの焼き菓子を提供する同店。「開かずの踏切」と呼ばれる伊勢崎線124号踏切そばに店を構え、店舗面積は7.8坪で、カウンター席4席、テーブル席4席を備える。

 店主の上地蔵さんはスペシャルティコーヒーを提供する店で修業した後、同店を開いた。開業のきっかけは一杯のコーヒーだったという。上地さんは「以前はインスタントコーヒーを何となく飲んでいただけだったが、スペシャルティコーヒーを提供する店でコーヒーを飲んだ時、ただの苦みではない味や果実味を感じ、『本当にコーヒーなのか?』と思うほどおいしく、感動した」と振り返る。

 もっとコーヒーについて知りたいと思った上地さんは、その店で豆の知識や接客、コーヒーのいれ方、販売などについて3年ほど学び、開業した。

 上地さんは「豆のポテンシャルを引き出すことや、品質を落とさないように提供することを心がけている。例えば、一口にグァテマラ産の豆といっても、どの農園産なのか、誰が焙煎(ばいせん)したのか、誰がいれたのかにより味は変わる。豆に合わせていれ方を変えたり、お客さんの好みに合わせていれたりしている。スペシャルティコーヒーのおいしさを知ってほしい」と話す。

 メニューは、豆の種類と、ペーパーフィルターを使ったハンドドリップか金属フィルターを使ったフレンチプレスでいれるかを選べる「フィルターコーヒー」(500円~)、「本日のコーヒー」(400円)、「ゆず蜜エスプレッソソーダ」(600円)、「カフェラテ」(500円)、「日替わりマフィン」(300円~)、「アメリカンチャンククッキー」(180円)などがある。「焼き菓子は手作り。アメリカなど海外で食べるようなしっかりとした味。マフィンはむっちりとして食べ応えがある」と上地さん。

 「生活の一部のコーヒースタンドとして、朝の一杯のコーヒーを飲みに来るなど気軽に立ち寄ってほしい。いろいろな世代の方が当店で交流できるような春日部のまちのコーヒー屋になれたら」とも。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース