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越谷の神社で夜の参拝呼びかける「夜詣」 灯ろうで境内をライトアップ

手作りの灯ろうが並ぶ

手作りの灯ろうが並ぶ

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 越谷市の香取神社(大沢3、TEL 048-975-7824)が現在、夜に参拝する「夜詣(よるもうで)」を呼びかけている。

水風船を浮かべた手水舎

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 日光街道の宿場町の繁栄により、応永年間に造営されたと伝えられる神社で、本殿、拝殿、神楽殿などから成る。境内では神社の行事に加え、地域のイベントなども行っている。

 禰宜(ねぎ)の小林充さんは「夏は日中暑いことや、やおよろずの神様の中には月の神様もいることから、夜にお参りしてもらうことを考えていた。当初、夜の境内は真っ暗だったので、地面にライトを埋め込むなど整備した。コロナ禍というのもあり、落ち着いてお参りできる夜に参拝する『夜詣』を提案している」と話す。

 3年ほど前から手作りの灯ろうを置き始め、今年は手水舎(ちょうずや)に水風船を浮かべて下からライトで照らしたり、プロジェクターで拝殿前の地面や木に神紋を投影したりするなど境内を明るくしている。

 小林さんは「神社はお参りするだけでなく、地域の皆さんの心のよりどころとしてや、癒やしの場として気軽に来てほしい。昔は境内を子どもたちが走り回って遊んでいた。そのようなことができるように、来やすい環境をつくろうと日々考えている」と話す。

 「雰囲気が良いと言ってくれる方がいる。昼と違い幻想的な鎮守の森を楽しみながらお参りしてもらえたら」とも。

 20時までの参拝を推奨。灯ろうなどの設置は8月31日までを予定。

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