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越谷の会社員開発のランドセル取り付けバッグ 「安全に登校」思い込め改良版

ランドセルに取り付けた「New !Ranba」を持つ、開発者の三ツ木一浩さん

ランドセルに取り付けた「New !Ranba」を持つ、開発者の三ツ木一浩さん

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 越谷の未来工房「結(ゆい)」(越谷市西新井、TEL 050-3825-6723)が販売しているランドセルに取り付けるバッグ「Ranba(ランバ)」の改良版が2月10日、Amazonや楽天市場などで販売開始された。

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 同越谷市在住の会社員、三ツ木一浩さんが企画・開発し、2015年3月から販売しているランドセルに取り付けるサブバッグ「ランバ」。3児の父である三ツ木さんは、自身が小学生の頃、片道2キロの距離をランドセルや手荷物を持って通い、「何も持たずに歩きたい」と感じていたという。

 ある時、同じ学校に通う息子に「疲れないか」と尋ねると、「手荷物を持って歩くから疲れる」と、自身が感じていたことと同じ答えが返ってきた。さらに、車で信号待ちしている時に、「きんちゃくをぶらぶらさせている子どもを見て危ないと感じた」こともあり、「安全にストレスフリーで登下校できるようにしてあげなくてはいけない」と思い、バッグの企画・開発を始めた。

 自らミシンを使ってバッグの試作を作り、商品化してくれる縫製会社を探した。「ネットなどで探し、十数件電話したものの、ロット数が少ないことで断られた」と振り返る。そんな中、春日部にある縫製会社が三ツ木さんの思いに賛同し、依頼を受けた。

 改良版は、「バッグをランドセルに装着する際に、うまく調節できず、バッグがひっくり返り動いてしまう」との購入者の声があったため、ひっくり返り防止ホックを付け、さらに反射テープを付けるなど従来の機能を向上させた「New !Ranba」(3,800円)(税抜)。学校以外でも使える、肩掛けができるオプションバックルセット(4,500円)(税抜)も。

 「このバッグで、全国の小学生を手ぶらで安全に通学させることができたら」と意気込む。

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