「第1回春日部市タグラグビー大会」が3月2日、ウイング・ハット（春日部市谷原新田）で開催された。主催は春日部ラグビースクール。

ボールを持って攻めてくる相手の腰の左右に付いているタグを取る

　タグラグビーは、ラグビーのルールを基とした球技。ラグビーのタックルを、腰に付けた2本のタグを取ることに置き換えた、子どもや初心者でも楽しめるスポーツ。ボールを持って攻めてくる相手の腰の左右に付いているタグを取り、トライは2本のタグが付いたままでないと得点にはならないなどのルールがある。公式では5人制だが、同大会は誰でも簡単にチームが組めるよう3人制で行われた。

　2016年4月に開校した同スクールは、現在95人が通う。「春日部には子どもたちがタグラグビーやラグビーを楽しめる場が無かったので開校した」と校長の成家篤史さんは話す。この日はスクール以外の、タグラグビーに興味を持った小学生も参加し、小学1年～3年の25チーム、4年～6年の16チームで153人となった。

　始めて2年になる粕壁小学校6年の佐藤初花さんは「弟がラグビーをしていて、手伝っていたら楽しそうだったから始めた。タグを取った時は『やったー』とスカッとする」と笑顔で話した。

　笑顔でタグを取りに行く児童や、素早い動きでラグビー選手顔負けの走りをみせるなど、全チームが熱戦を繰り広げた。「多くの参加があり、無事に大会が終わり感謝している。試合に負けて悔しがる姿も見受けられたが、次の大会に向け練習を始める子どももいた」とも。