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越谷の「北越ぎょうざ」がリニューアル 子育て世代に向けた時短商品も開発

店主の永倉紀子さん(右から2人目)と従業員

店主の永倉紀子さん(右から2人目)と従業員

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 越谷のギョーザ店「北越ぎょうざ」(越谷市北越谷5、TEL 048-940-0939)が4月5日、リニューアルオープンする。

商品陳列できるスペースを設けた店内の様子

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 2015(平成27)年に開店した、永倉紀子さんが店主を務めるギョーザの持ち帰り専門店。永倉さんと7人の従業員は子育てしながら勤務している。店の理念は「自分の子どもに食べさせられるものを販売する」。

 永倉さんは「働きながら子育てするのは大変だが、忙しくても子どもには体のことを考えて作られたものを食べさせたいという思いかあるので、当店のギョーザは化学肥料を使わずに育てられた野菜を使って作っている」と話す。

 ギョーザに加え自社開発の半調理品や、仕入れた商品の販売を始めるため、店内をリニューアルした。販売レジと製造所だけだった店内を、レイアウトを変更し商品陳列できるスペースを設けた。

 永倉さんは「店は今年9周年。不景気ということもあり、ギョーザだけで店を続けるのは苦しい面もある。子育てしているママ、パパの味方でいるという姿勢は変わらない。当店には、安心でおいしいものがそろっていると思ってもらえるような、そして自分たちも日常的に食べたいと思うような商品を増やし、簡単に短時間で調理できる自社開発品の販売も始める」と話す。

 販売商品は、浜口水産(長崎県五島市)のさつま揚げ10種(140円から)、カレー店「spice curry mokuromi(スパイスカレーモクロミ)」(越谷市千間台西5)の「スパイスカレー」(150グラム、=540円)、自社開発の「国産さくら鶏の漬けだれ焼き」(しょうゆだれ、みそだれ、各300グラム=680円)などをはじめ、調味料や乾物、だし、たい焼きや焼き芋など。

 永倉さんは「さつま揚げは、魚だけで作られた昔ながらのもの。おでんや野菜炒めなどや、肉の代わりとしても使える。年齢問わず食べてもらえるのがギョーザとの共通点。自社商品は鶏肉をみそやしょうゆなどで味付けして冷凍したもの。解凍して野菜などを加え、蒸し焼きにすれば10分ほどでおかずになる」と話す。

 「ゆくゆくは総菜も販売する。お客さんと会話を大事にして、人と人との関わりを大切にするという原点に戻りたい。地域で経済を回し、昔の商店街のようなつながりを増やしていきたい」と力を込める。

 営業時間は11時~18時30分。月曜、火曜定休。

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