春日部のスーパー「みどりスーパー」(春日部市米島、TEL 048-746-1100)が5月4日、「みどりの日」にちなんだ総菜を販売する。
故・塩浦禄朗さんと故・靜江さん夫婦が1972(昭和47)年に創業したスーパーで、長女・長男・次女の3人が店の経営に携わっている。
今回初めて、みどりの日にちなんだ商品を販売。同店は、市場が休業する日曜・日や祝日は休業しているため、これまでみどりの日も休業していた。客から「店名がみどりなのに、なぜみどりの日に営業しないのか」「遠方から行きたいのに日曜日が休みだから行けない」などの言葉が寄せられることもあるという。
長女で総菜部部長の河内みどりさんは「お客さまの声に応えて、今年のみどりの日やゴールデンウイーク(GW)は数日営業することに決めた。せっかくみどりの日なので、緑色の総菜を作る。鮮魚部も企画に乗ってくれたので、野菜や魚を使うみどりの日にちなんだメニューを販売する」と話す。
総菜部はグリーンカレーに豆ご飯、アスパラ炒めなどが入る「ミドリメシ」、鮮魚部は、その日に仕入れた白身魚などにバジルソースを使う「ミドパッチョ」(以上1,005円)、スイーツは「ナマミドゼリー」(メロン、キウイ、各=425円)、「ミドプリン」(150円)を販売する。
河内さんは名前が店名と同じことから、客から「長女の名前を店名に付けたのか」と聞かれることがとても多いという。河内さんは「私が入社したての頃、お客さまと母と私の3人で、店頭で世間話をしていた時のこと。お客さまが母に『私の名前から取って店名にしたのか』と聞いてくれたが、母は『違います』とはっきり否定した」と振り返る。
「思い切り否定されたので悲しかったが、いつかネタにできたらと考えていた。母はあまり多く語るタイプではなかったのと忙しかったので、あまりじっくり話をすることもなく、店名の由来については誰も知らないまま」とみどりさん。
「お客さまに、野菜をたくさん食べてほしい。目からも、体にも緑を入れて元気になってもらえたら」とも。
営業時間は10時~17時。
GW期間中の休業は4月28日、5月5日・6日。