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越谷の古民家複合施設に日本料理店「すぎ多」 京都で修業した料理人が開く

(右から)杉田康平さん、麻未さん

(右から)杉田康平さん、麻未さん

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 日本料理店「すぎ多」(TEL 048-973-7082)が5月15日、越谷の古民家複合施設「はかり屋」(越谷市越ヶ谷本町8)にオープンする。

最後に煎茶をかけて食べるたい茶漬け(関連画像)

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 春日部で育った杉田康平さんが店主を務める日本料理店。妻の麻未さんと切り盛りする。店舗面積は23坪。カウンター4席、個室(10席まで対応)がある。

 杉田さんは中学生の頃、テレビ番組で料理人が調理している姿を見て憧れを抱いた。手に職を付けたいという思いもあったことから、調理師免許が取得できる高校に進学。当初、日本料理に堅苦しく地味なイメージを抱いていたという杉田さん。「日本料理の講師に、料理の良さを堅苦しくなく伝えてくれる人がいた。包丁さばきや貫禄のある雰囲気に憧れ、日本料理の道に進むと決めた」と話す。

 京都の「魚三楼」や東京、越谷などの懐石料理店で合わせて約13年修業したという。独立開業の場所は、杉田さんが建物の歴史や雰囲気が好きだという「はかり屋」。杉田さんは「何度も足を運んだ場所。妻との思い出も多く、この場所で店を開きたいと思っていたところ、声をかけてもらいとても驚いた」と話す。

 杉田さんは「建物の雰囲気を残したい」という思いから、内装にはほとんど手を加えていないという。カウンターは「店の顔」ということから、ヒノキの一枚板を使う。

 ランチ、ディナーは予約制。平日のランチは、先付け、焼きごま豆腐、だし巻き卵、たい茶漬け、甘味が付くランチメニュー「たい茶漬けコース」(3,850円)のみを提供する。土曜・日曜・祝日のランチは、たい茶漬けが付く「おまかせコース」(5,500円)のみを提供。

 ディナーは、お任せコース「8,800円」「1万1,000円」「1万4,200円」を用意する。それぞれ先付け、焼きごま豆腐、わん、造り、焼き物、炊き合わせ、炊き込みご飯、甘味などが付く。コースにより、品数や食材を変える。

 杉田さんは「シンプルな見た目の料理だが、素材を生かし、しみじみおいしいと感じるような滋味深い料理を提供したい。どのコースもおなかいっぱいになるような量にしている」と話す。

 「お客さまには、幸せな気分になってほしい。お客さまファーストで、特別感を感じてもらえるような、また来たいと思ってもらえるような空間づくりをしていく。非日常を味わってもらえたら」と意気込む。

 営業時間は、12時~14時、18時~22時。水曜定休。

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