
市制20周年を記念して10月1日、春日部市が市内公立小・中・義務教育学校と保育所で特別メニューの給食を提供する。
10月1日に市制20周年を迎える春日部市。市内産の米などを使うメニューで構成する「お祝い給食」を通じて、市内39の学校園などに通う子どもたち約1万6000人に地域の良さを実感してもらったり、郷土への愛着を育んでもらったりして、「春日部に住んで良かった、住み続けたい」と感じてもらおうと提供する。
2005(平成17)年と2015(平成27)年の市制の節目の年にも提供した4メニューに加え今年は、市内産の米で作る米粉(通称はるこめこ)を使う「春日部産米粉使用お米のムース」を用意。赤沼地域で収穫される古代米「赤米」に精白米を合わせて炊く「赤米ごはん」の一部には市内産精白米を使う。「大凧(おおだこ)あげ」は春日部のシンボル・大凧をイメージした練り物。魚のすり身にタコを混ぜた衣に米粉を付け四角形に揚げる。藤通りうどんを使ったすまし汁「藤の花すまし汁」も用意。うどんは市の花「フジ」をイメージして作られている。「ごまあえ」も提供する。
市の学校教育部学校給食課の担当者は「当日は、農家の方からのメッセージをタブレット端末などで見てから食べる。20周年を記念する特別な給食になれば」と期待を寄せる。