見学会の魅力向上などを目指し改修などを行っていた首都圏外郭放水路(春日部市上金崎)の見学会が3月23日、再開される。
昨年8月から東武トップツアーズによる民間運営により「社会実験」として見学会を行い、期間中約3.5万人の動員があった同施設。社会実験で得たニーズや課題を踏まえ、非公開だった施設の開放や、より深く体験できるように3つのコースを設定した。
「迫力満点!立坑体験コース」では、展示室や通称「地下神殿」と呼ばれる調圧水槽と、倉松川・大落古利根川などから洪水を取り込む働きがある、深さ約70メートル、内径約30メートルの第1立坑も見学できる。安全帯とヘルメットを装着し、初公開となる立坑のキャットウオークを歩くことができ、所要時間は約110分。料金は3,000円。
「深部を探る!ポンプ堪能コース」では、調圧水槽にたまった水を江戸川へ排出する巨大ポンプが並ぶ「ポンプ室」や「逆流防止施設」などを見学でき、所要時間は約100分。料金は2,500円。「気軽に参加できる!地下神殿コース」では調圧水槽をメインとし、所要時間は約55分。料金は1,000円。3コースともに調圧水槽の見学が含まれる。
今月1日より、公式サイトや電話で予約を受け付けている。