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春日部の障がい者就労支援事業所製作の「母の日向け商品」販売へ 

プリザーブドフラワーを手にする藤原社長

プリザーブドフラワーを手にする藤原社長

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 「atelierM(アトリエエム)(春日部市中央1、TEL 048-731-5961)」が4月1日、母の日向け「プリザーブドフラワー・アレンジメント」商品の販売を始めた。

パニエ・ママン 3,250円

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 「就労継続支援A型」の事業所、「未来工房」(春日部市中央1)が製造を手掛けた同商品。「未来工房」は春日部市内3カ所のほか、越谷、大宮、千葉県や栃木県など全国35カ所でグループ展開している。

 藤原義弘社長は、「私には知的障がいを持つ弟がいるため、障がい者福祉などに徐々に関心を持ち始め、就労が困難な人を支援する場所を作りたいと思い、2015年に『未来工房』を立ち上げた」と振り返る。「これまで行っていた袋詰めや箱を折るなどの単純作業でなく、やりがいや高い賃金の得られる独自のサービスを実現しようと、プリザーブドフラワーを使った商品を開発から行う会社『atelierM』を2018年に設立ち上げた」と藤原社長。

 管理部の渡辺紀子部長は、「プリザーブドフラワーの作業を始めてから、それまで毎日継続して作業できなかった人が毎日作業できるようになり、『すごく楽しい』『やりがいがある』との声がある」と話す。「商品は、専属のデザイナーがデザインし、造花でなくほとんどプリザーブドフラワーを使っている」とも。

 藤原社長は、「同情で買ってもらうのではなく、『誰が見ても欲しい』と思える商品を作りたい。一般企業が作った物以上の商品を作り、受け入れられて初めて、本当の意味での社会参加と思っている」と力を込める。

 価格は2,160円~16,200円。ネットショップでの購入も可能。母の日商品の販売は5月12日まで。

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