国の特別天然記念物「牛島のフジ」が4月25日、春日部の庭園「藤花園」(春日部市牛島、TEL 048-752-2012)で見頃を迎えている。
毎年4月末から5月上旬に花が咲くフジ。19日には、フジの開花を祈願する「鎮花祭」が行われ、多くの関係者が参加した。園主の小島喜久雄さんは「昨年は暑かったので、鎮花祭の日には既に花が見頃を迎えていたが、今年はちょうど良い状態だった。5分~8分咲きが見頃だが、樹齢800年のフジは本日5分咲きとなり、樹齢1200年のフジは4分咲きか、場所によっては5分咲きとなった」とほほ笑む。
特別天然記念物の樹齢1200年といわれるフジの藤棚は700平方メートルあり、藤紫色のフジの花がカーテンのように彩りを放っている。この日は時折雨が降っていたにもかかわらず、台湾からの観光客をはじめ、朝から次々と来場者が訪れていた。小島さんは、「シャクナゲやツツジも見頃を迎えた。フジの見頃は5月3日ごろまでとしているが、天候次第」と話す。
開園時間は8時~18時。入園料は、大人=1,000円、子ども(4歳~小学生)=500円。開園期間は5月6日まで。