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春日部の増田新田組合が農地活用で表彰 かかしで地域と交流

さいたま新都心合同庁舎で行われた表彰式の様子

さいたま新都心合同庁舎で行われた表彰式の様子

 農林水産省の多面的機能支払交付金を使った農地の活用や維持管理で3月4日、春日部の増田新田農地管理組合が優秀賞を受賞した。

【写真】組合代表の関根正雄さんとかかし

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 関東農政局の「令和7年度関東農政局多面的機能発揮促進事業局長表彰」で、農業・農村が持つ県土の保全などの多面的機能を支える農道の草刈り、水路の泥上げなどの地域の共同活動を支援する「多面的機能支払交付金」を活用した埼玉県内の396組織のうち、増田新田農地管理組合の活動が評価され、優秀賞を受賞した。

 同組合は交付金を使い、防鳥対策として始めて今では地域住民との交流活動ともなっている10ヘクタールの田に約50体のかかしを制作して設置する取り組みをはじめとして、草刈り、水路補修、泥上げなどの農地維持活動、アジサイとマンジュシャゲ、スイセンの植栽による景観形成活動、ごみ拾いや生き物調査による生活環境保全活動などを行っている。

 同組合代表の関根正雄さんは「活動の根幹は、農地や水路が持つ大切な役割を維持し、次世代へつなぐこと。例えば、かかしは毎年5月ごろから組合で集まって作り、地域住民の皆さまから譲り受けた大切なお下がりを着せている。このような日頃の交流でお互いの顔が知れて信頼関係も築け、スムーズな話し合いの場を持ちやすくなったことから、農地の集積・集約化にも寄与した」と話す。

 関根さんは「かかしが並ぶ風景も、かつてホタルが舞った清らかな水も、将来のために整えている農地も、全ては地域の皆さまの協力があってこそのもの。今回の受賞を励みに、これからもユーモアと情熱を持ち続け、『誰もが誇れる増田新田』を築いきたい」と力を込める。

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